あいどるニュース!

当サイトは、アイドルに関する情報の5chやTwitterの声をまとめています

    タグ:松井玲奈


    1999年から4年間にわたり放送され、当時の子どもたちに大きな影響を与えたテレビアニメおジャ魔女どれみシリーズ。その20周年を記念して製作される『魔女見習いをさがして』(5月15日公開)で、森川葵松井玲奈百田夏菜子の3人がヒロインたちの声を担当することが発表された。

    【写真を見る】森川葵・松井玲奈・百田夏菜子、初共演の3人が演じるのは?

    本作はかつて「どれみ」を観て育った大人たちに贈る、新たな“魔法”の物語。進路に戸惑う大学生の長瀬ソラと、職場に馴染めず葛藤する会社員の吉月ミレ、そしてダメ彼氏に振り回されるフリーターの川谷レイカ。MAHO堂のモデルとなった洋館で運命的に出会った3人は、「どれみ」にゆかりのある地を巡る旅を通して、大人になって見失ってしまった大切なものを探していくことに…。

    賭ケグルイ」や「嘘八百」シリーズなど、話題作への出演が相次ぐ森川が演じるのは、周りの意見に流されがちで自分を表現することが得意ではない気弱な大学4年生、長瀬ソラ。またSKE48卒業後に女優として活躍し、昨年小説家デビューも果たした松井は、東京で一流貿易商社に勤めながら人間関係に悩む吉月ミレを演じる。

    そしてももいろクローバーZリーダーで、アイドルや女優、声優など多彩な活躍を見せる百田が演じるのは、絵画修復士になる夢のためにアルバイトをして進学費用を貯めるフリーターの川谷レイカ役。現在20代で、まさに“どれみ世代”の3人はこれが初共演。彼女たちが新たな“魔法”の物語をどのように彩ってくれるのか、大いに期待したい!

    コメント

    森川葵(長瀬ソラ役)

    「いままさにどれみちゃんたちの魔法にかけられたような気持ちです。幼少期にたくさんの勇気と元気をもらったおジャ魔女が帰ってくるだけでも嬉しかったのに、まさか自分がそこに参加できるとは思ってもなかったです。

    私が演じたソラは、自分に自信が持てなくて進路に悩んでしまっている女の子。けれど自分の芯はちゃんと持っているので、監督と丁寧に相談しながら声やキャラクターを作っていきました。収録は3人揃ってやれたので、ソラたちと同じように『おジャ魔女どれみ』好きの3人で仲を深めながら、リラックスをしてお芝居をしていくことができました。

    大人になっても”魔法”は途切れないし、ずっとどれみちゃんたちはみんなのそばにいてくれているんだと思える作品になっています。今回の私たちのように、同じ好きなものがあるとすぐに打ち解けられたりする経験はみなさんにもあると思います。そんな経験があれば、おジャ魔女どれみを知らなくても楽しんでもらえると思うので、ぜひご覧ください!」

    松井玲奈(吉月ミレ役)

    「『ヒロインの声優に決まったよ!』というお話をマネージャーさんから聞いた時は、すぐには理解できないくらいビックリしました。その前から映画の公開は知っていて、すごく楽しみにしていたので、そこに自分が登場人物として参加できるなんて、本当に夢みたいです。幼い頃、友達とどのキャラが好きかでケンカしたこともありましたが、仲直りの仕方を教えてくれたのもどれみちゃん達。たくさんの想いを教えてもらいました。

    私が演じたミレは帰国子女で、自分の気持ちはストレートに伝えるような女性。それゆえに人とぶつかってしまうことも多いですが、ソラとレイカと出会って少しずつ成長していきます。そんな人間らしいところが魅力的だなと思います。森川さんと百田さんと初めて一緒にリハーサルをした時に、それぞれがキャラクターにピタっとハマっていて、すごく素敵で、心地よく収録できました。

    この作品は子供の頃に『おジャ魔女』を見ていた方達が、大人になった“いま”抱えているであろうことをすごく丁寧に表してくれています。私自身もひとりのファンとして、作品から勇気と新しい“魔法”をもらいました。たくさんの愛情・夢・魔法が詰まっていますので、ぜひご覧ください」

    百田夏菜子(川谷レイカ役)

    「出演させていただき、夢のような気持ちです。まさか自分が幼いころに夢中になって見ていた『おジャ魔女どれみ』の作品に出られるとは思っていなかったです。大好きな作品に参加させていただくプレッシャーを感じていますが、こんな機会は二度とないので、精一杯頑張らせていただきました。

    私が演じたレイカはいつも明るくてまっすぐだけど、少しさみしい過去を持っている女の子です。ソラ・ミレと2人のお姉さんたちに甘えながらも、ぶつかって前に進んでいく様子に注目していただきたいです。森川さん、松井さんとは初共演なので、少し不安を抱えながら現場に行きましたが、映画の中で主人公たち3人が『どれみちゃん』で仲を深めていくように、私たちもどれみちゃんを通してすぐに仲良くなれました!

    目の前のことに一生懸命生きていて、つい大事なことを忘れてしまったりする瞬間があると思います。この作品を見ていただければ、どれみちゃんたちに教えてもらった当時の気持ちを思い出して、ちょっと希望が見えたり、キモチが少し軽くなると思います。優しく包み込んでくれるような作品になっているので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです」(Movie Walker・文/久保田 和馬)

    『魔女見習いをさがして』3人のヒロインを演じる声優が決定!


    (出典 news.nicovideo.jp)


    <このニュースへのネットの反応>




    ■「SKE48の先輩である松井玲奈さんが育んで来たドラマシリーズなので、この大切なバトンを決して落とすことなく、より素敵な成果を残して私たちも後輩に渡せるよう頑張りました」(須田亜香里

    【画像】おなじみのレギュラー陣ももちろん登場

    メ〜テレ名古屋テレビ)にて、名古屋鉄道を舞台にした地域密着ドラマ名古屋行き最終列車2020』が、1月27日から4夜連続ドラマとして放送される。
    2012年から始まり“名古屋冬の風物詩”としてすっかり定着した『名古屋行き最終列車』は、今作で第8弾。六角精児、声優の花澤香菜、昨年から参加した寺島進、元宝塚のトップスター柚希礼音らが出演し、一年に一度の続きの物語、寒さ厳しい冬の夜をほっこりさせる優しいドラマ視聴者に届ける。

    そして平成から令和に代わって初めての『名古屋行き最終列車』に大きな変化が訪れた。

    2012年の第一弾から出演してきた松井玲奈が卒業し、SKE48にそのバトンが受け継がれたのだ。SKE48メンバーは「もし私がSKE48に入っていなかったら」という世界の中で物語を展開していく。

    今回ドラマに参加する5人のメンバー須田亜香里大場美奈江籠裕奈野島樺乃北野瑠華)と「もしSKE48に入ってなかったら、今どうしているか」を話し合った上で脚本を制作。彼女たちのアイドルでなかったら“あったかもしれない人生”が『名古屋行き最終列車』で語られる。

    その「SKE48編」は、2月1日深夜24時10分からの放送。さらにSKE48メンバーは、4夜連続のドラマの各話に1名ないし2名が登場。今年の『名古屋行き』の新作は4夜連続+SKE48編の全5話の放送となる。

    ■常連キャストが1年後の物語を熱演!
    名古屋行き最終列車』は1話完結のオムニバスドラマ。5話それぞれ主役が異なる。そして本ドラマ最大の特色である、“1年に1回だけど、続きの物語”という部分も健在。そのままの人物設定で、毎年、1年後の続きの物語として展開している。これまでの各人の流れは、『名古屋行き最終列車』のオフィシャルサイトチェックしよう。

    ■企画意図
    電車を、地球そのもの、人生の縮図と考え、普段はレールのように決して交わらないそれぞれ関係のない人々が、ふとしたきっかけで交錯し、そこから発展していくドラマを地域色豊かに描く。

    平凡な人生も、ひとつ電車を乗り過ごしただけでとんでもないことに巻き込まれたり、人生を変える出会いがあったりする。この物語は、生きていること自体の奇跡と、生きていることへの感謝を表現し、帰宅方向が都会から郊外へと向かう人々ではなく、逆方向の少数派の人々の人生を描いている。

    彼らの人生の忘れ物が補填される、エンターテインメントストーリーが楽しめる。

    六角精児 コメント
    もう第8弾です。第1弾のころの写真を見ると、ずいぶん痩せていたのだなと驚きます。
    今回は、鉄道ドラマの出演者として、鉄道を趣味とする者として、鉄道車両の最後を見送るドラマができたことは、ある意味ひとつの使命を果たせたのかと思います。ひとつの時代が終わってあらたな時代に移り行く、まさに現在にマッチしたドラマとなっています。

    SKE48須田亜香里コメント
    名古屋の歴史ある人気ドラマに、私たちが出演できることを知ったときは、本当にうれしい思いでした。そしてSKE48の先輩である松井玲奈さんが育んで来たドラマシリーズなので、この大切なバトンを決して落とすことなく、より素敵な成果を残して私たちも後輩に渡せるよう頑張りました。個人的には、今まで伝えられなかった自分の個性を伝えられる! と思って楽しんで演じました。緊張したらそれはリアルじゃないと思うので、できるだけそのまんまの自分を出しました。素の須田亜香里を見ていただきたいと思います!

    番組情報
    メ~テレ名古屋行き最終列車2020』
    01/27(月)~01/30(木)深夜24:18〜24:49
    02/01(土)深夜24:10~24:41 ※SKE48
    全5話
    放送エリア:東海3県(愛知・岐阜・三重)
    ひかりTVにて4K配信

    出演者:
    六角精児 柚希礼音 花澤香菜
    石野真子 波岡一喜 今野浩喜 中島ひろ子 東根作寿英 谷花音 野澤しおり
    窪塚俊介 上川周作 宮下かな子

    寺島進

    SKE48 須田亜香里 大場美奈 江籠裕奈 野島樺乃 北野瑠華

    リリース情報
    2019.07.26 ON SALE
    Blu-rayDVD BOX名古屋行き最終列車 2019』

    名古屋行き最終列車2020』番組サイト
    https://www.nagoyatv.com/nagoya_saishu2020/

    名古屋行き最終列車』番組公式 Twitter

    https://twitter.com/nagoyatv_drama

    名古屋行き最終列車』番組公式 Instagram
    https://www.instagram.com/nagoyayuki2019/
    (M-ON! MUSIC NEWS
    掲載:M-ON! Press

    1

    (出典 news.nicovideo.jp)


    <このニュースへのネットの反応>




     男性脳、女性脳をテーマにしたコメディ映画『女の機嫌の直し方』が公開中です。

     人工知能について研究中のヒロインが、検証データを集めるためにアルバイトを始めた結婚式場で、男女の脳の違いをヒントに、さまざまなトラブルを解決に導いていく本作で、主人公女子大生・真島愛を演じた早見あかりさん(24)と新婦の北澤茉莉を演じた松井玲奈さん(27)インタビュー

    早見あかり
    左から、早見あかりさん、松井玲奈さん
     撮影現場でのエピソードに始まり、早見さん自身の結婚の決め手、共にアイドルから女優へ転身したふたりの意識の変化などを伺いました。

    脚本を読んだときの感想は「分かる~」

    ――本作のコンセプトや脚本を読まれたときの感想は?

    早見あかり(以下、早見):もっと早く知っていたかったと思いました。そうしたらこれまで経験した数々のトラブルを未然に防ぐことができたのではないかと。

     自分自身が言葉に言い表せない感情も明確に言葉にしてもらったりして、「なるほど、私はこういうとき、こうした気持ちだったのか」と理解できたり。男性がなぜそうした言葉を言ったのかということも分かったので、もっと早く知りたかったです。

    松井玲奈(以下、松井):最初に脚本を読むときには、いつもフラットな気持ちで読むんです。

     でも本作の脚本は「分かる~」とか「そうなんだぁ」と頷きながら読んでいました。キャストの方との顔合わせのときも、みなさん同じことをおっしゃっていましたね。納得するところの多い、すごくいい本だと思いました。

    男性は「余計なひと言」が多い?

    女の機嫌
    © 2019「女の機嫌の直し方」製作委員会
    ――特に印象深かったエピソードを教えてください。

    早見:新婦・茉莉ちゃんのウェディングドレスに汚れが見つかったときに、新郎が、どうしてこのドレスを選んだのかという茉莉ちゃんの気持ちを考えずに、替えのドレスを探そうとして、「値段は気にしなくていいよ」と言うんです。あのひと言。

     ほんと、男性って余計なひと言が多いなと、これまでにも幾度も感じてきましたが(笑)、このひと言は本当にいらないと思いました。

    松井:善意からではあるんですけどね。「茉莉の好きなものを選べばいいから。何も気にせずに」って。

    早見:でもそういうことじゃないんだよっていう。一番分かりやすく、象徴的に描かれている場面だと思いました。

    松井:余計なひと言だとも思いますし、ひと言足りないなとも思いますよね。もちろん自分のことを思って言ってくれてるんだろうけど、でもちょっと足りない。言葉の通行止めみたいなことが起きちゃう。

    早見:確かに。

    共演して見えたお互いの素顔

    hayami_matsu2
    共演の話で盛り上がる2人
    ――今回、共演したからこそ、互いに見られた素顔を教えてください。

    早見:松井さんはウェディングドレスや打掛を着ていたので、待ち時間にほかのキャストのみんなと一緒の椅子には座れなくて、ちょっと離れた場所にいることが多かったんです。そうしたとき、小説をずっと読んでいて、イメージ通りだなぁと思っていました。でもあるとき、モノマネを披露してくれまして。

    松井:あはは。『もののけ姫』のアシタカのタタリ神さまが爆発するシーンです。早見さんと、平岡祐太さん、佐伯大地さんの4人で一緒に話していたときに、平岡さんに「松井さんって、モノマネとかしなそうだよね」と言われて。それでアシタカの腕のタタリ神さまが暴発するシーンをやったんです。

    早見:それが熱演なんですよ! また平岡さんが、何回もリクエストして。それを松井さんがその度に本気で熱演するんです。「そんなに気持ち入れる?」って感じで(笑)。もう3人で爆笑でした。

    松井:私が早見さんをすごいと思ったのは、キャストのみなさんのたまり場みたいなところがあったんですけど、年齢の幅の広いキャスト陣の真ん中で、みんなのトークを軽快に回していくんです。年齢関係なしに、同じ話題で盛り上がれる空気を作れるのってすごいなと。

     先ほど早見さんが言っていたように、私は衣装の関係で同じ場所に座っていられなかったので、端から眺めてたんですけど、「今日も回してるな」と感心していました。

    早見あかりの結婚の決め手とは…

    haya_1
    「相手の家族と家族になりたいと思いました」(早見)
    ――本作の舞台は結婚式場です。早見さんはご結婚されていますが、松井さんに何かアドバイスするなら?

    早見:私もまだペーペーですが。

    松井:決め手は何だったんですか? 結婚する理由って何なんだろうって、私、分からないんです。

    早見:私はお母さんになりたいという気持ちが強くて、そのためにはまず結婚だし、4年お付き合いしていたので、今後、結婚するにしてもしないにしてもこの人と一緒にいる未来が待っているのなら、結婚してみんなにおめでとうと祝福されて、子供が欲しいなと思ったんです。あと、相手の家族と家族になりたいと思いました。

    松井:ステキ!(拍手)

    早見:あ、私、いいこと言った?(笑)

    アイドルから女優へ転身して変化したこと

    松井:私は、結婚する理由ってなんなんだろうと考えると、合理的な理由ばかりを考えてしまって、それって結婚する必要があるのかなぁと思っちゃうんです。

     別にしなくても生きていけるだろうし、そういう話を友達ともしていて、結婚する意味ってなんなんだろうと思っていました。

     なので、相手の家族と家族になりたいというのはすごくステキだなと、今、雷に打たれたような気持ちです。

    ――おふたりともアイドルから女優に転身しました。自分の中で変化した、成長したと感じる部分はありますか?

    早見:自分自身を追い込まない方法を見つけたかな。ときには追い込むことも必要だとは思いますが、以前の私は追い込み過ぎて自分がついていけなくなっていたんです。

     ザ・A型という性格で、0から1にする準備もすごくかけるし、1からまた作るのもすごく準備する。でも準備しすぎて頭がこんがらがってしまったり、自分のなかでガチガチに決めたプランが、現場でズレたりすると、対応できなくなってしまっていました。

     今は自分と役とのバランスを取りやすくなったと思います。あまり考えずに、色んなことを受け入れられるようになった。それによって、周りの人からも楽しそうだねと言われることも増えましたし、自分自身、楽しいと思えるようになりました。

    松井玲奈が振り返るアイドル時代の苦労

    matsu1
    「考え方として、人に頼ることができるようになりました」(松井)
    松井私はアイドル時代、グループではあるのだけれど、個々が大事という感じでした。

     グループだけれど自分がしっかりしていないと、決められた音楽、決められた振付、決められたフォーマットをこなせないし、ファンの方にも届かない。とにかく自分で頑張らなきゃという感覚が強かったんです。

     お芝居ももちろん自分でやらなきゃいけない作業はありますけど、でも音楽でいえばジャズセッションのような感じがある。決められたことを頑張るのではなく、人の投げてくるものに乗っかってみたり。相手に委ねることでひとつの楽譜がいろんな方向に振れていく。考え方として、人に頼ることができるようになりました。

    お互いに思いやりを持つことが大切

    hayami_matsu

    ――最後に映画をまだ観ていない人にメッセージをお願いします。

    早見:本当にマニュアル本のような作品なので、男女どちらにも観ていただきたいです。

     勉強になるし、お互いに思いやりを持つということが、どんなに大切なことなのか、気付いてもらえる作品だと思います。大切な人とずっと一緒にいられるように、ぜひ観てください。

    松井:お友達とか、男女のグループみんなで観に行って、映画を観たあとに恋愛談義に花を咲かせてもらいたいです。あれは本当に余計なひと言なの? とか、こういうときはどうしたらいいの? とか。観終わったあともみんなで盛り上がれる作品だと思います。

    <取材・文・撮影/望月ふみ>

    【望月ふみ】

    ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異

    左から、早見あかりさん、松井玲奈さん


    (出典 news.nicovideo.jp)


    <このニュースへのネットの反応>




    村上春樹の連作短編小説を原作とした舞台『神の子どもたちはみな踊る after the quake』が2019年7月~8月に上演される。5月に上演される舞台『海辺のカフカ』(蜷川幸雄演出)同様に、村上の小説をフランク・ギャラティが舞台化した脚本を使用し、演出は倉持裕が務める。国際派俳優として人気・実力ともに注目を浴びている古川雄輝、舞台と映像の両方で女優として活躍している松井玲奈、『海辺のカフカ』などの蜷川作品をはじめ様々な舞台でその存在感を発揮しているベテラン俳優の木場勝己、蜷川の下で舞台経験を積み、実力派俳優として多方面で活躍中の川口覚、といったキャスト陣にも期待が集まる。

    今作は2000年に刊行された村上の短編集「神の子どもたちはみな踊る」より「かえるくん、東京を救う」と「蜂蜜パイ」の2作品を取り上げて、一つの舞台作品にしている。この短編集は、1995年1月に起きた阪神・淡路大震災テーマにしており、いずれの作品も、直接の被災者ではないが地震によって何かが変わってしまった人々の姿を描いている。

    「蜂蜜パイ」のヒロイン・小夜子と「かえるくん~」の看護師役で出演する松井玲奈は、これが約2年ぶりの舞台出演となる。SKE48メンバーとして2015年まで活動し、以降は役者業をメインに数々のTVや映画に出演しているが、舞台も2016年に『新・幕末純情伝』で主役の沖田総司を演じた他、2017年には鴻上尚史作・演出『ベターハーフ』、串田和美演出『24番地の桜の園』に出演するなど、本数は決して多くないが着実に経験を重ねてきた。そんな松井に、今作にかける思いを聞いた。

    年に1回くらいは舞台をやりたい

    ーー約2年ぶりと少し間が空いての舞台出演となります。

    本当は年に1回くらいのペースで舞台をやりたいと思っているのですが、昨年は映像のお仕事が多かったので、自分としてはやっと久しぶりに舞台ができる、という思いです。村上春樹さん原作ということで、一番最初に台本を読んだときはやはりちょっと難しいな、と思ったのですが、でも自分が初見で難しいと思ったその感覚を大切に、舞台を観る人に面白いな、楽しかったな、と思ってもらえるような舞台を作っていけたらいいなと思いました。初めて挑戦するようなことがたくさん詰まっている作品なので、自分がまだ行ったことのない場所に行くような気持ちです。

    ーー舞台を年1回くらいはやりたい、というのはどうしてそう思われるのでしょうか。

    舞台は観るのも出るのもどちらも好きです。アイドルを志したのは、舞台に立つことに慣れたかったという思いからなんです。お客さんの反応がダイレクトに返ってくるのが舞台のよさだなと感じています。舞台は、キャストスタッフ、そしてお客さんと、その場にいる人みんなで一つの作品を創るという感覚があります。定期的に舞台をやらないと楽しんだり戦ったりする感覚を忘れてしまいそうな気がするんです。そもそもお芝居をやりたい、と思ったのは、蜷川さんの作品を見て「舞台って面白い、やってみたい」と感じたことがきっかけだったので、舞台が一番帰る場所でありたいな、という思いはあります。

    ーー倉持裕さん演出作品へのご出演は初ですが、倉持作品にはどのような印象をお持ちですか。

    『上を下へのジレッタ』と『鎌塚氏、腹におさめる』を拝見しているのですが、その二つともとてもコミカルだったので、倉持さんの作品ってコメディーなのかな、と思っていたんです。でも今作はコメディーとはまったく色の違う作品なので、どのように演出されるのか、すごく楽しみです。

    ーー古川さん、川口さん、そして木場さんと、全員が初共演です。どのような稽古場になりそうでしょうか。

    古川さんはとても静かな方で、「あまり僕しゃべらないんです」とご自分でおっしゃっていたので、きっと稽古場は静かな感じになるんじゃないでしょうか。多分、日常会話が飛び交うよりも、この作品は深く掘っていけば掘っていくほど面白い発見がどんどん出てくると思うので、そういう話をみんなで交わしながら、いい形に持っていけたらいいな、と思います。木場さんや川口さんには蜷川さんのこととか、舞台のお話しをたくさん聞いてみたいです。

    描かれていない部分をどう埋めていくか

    ーー今作は村上さんの小説の舞台化ですが、どんなところが楽しみですか。

    村上さんにはファンの方がすごく多いので、作品については、それぞれの方にそれぞれの正解があると思います。それが舞台になったときに、たぶん「自分の正解とは違う」と思う方もいるのかもしれないな、という不安はあるんですけど、でもそこを怖がっているのもよくないと思うので、この座組みんなで作った今回の舞台を、一つの物語として自信を持って上演できたら素敵だな、と思います。小説は小説であり、舞台版は舞台版である、という認識で楽しんでいただけたらうれしいです。

    ーーご自身も小説家として今年4月に短編集を出版されました。古川さん演じる小説家の淳平に対して何か思うところはありますか。

    古川さんは、少ない言葉数の中で自分が伝えたいことをきちんと伝えている方だという印象があって、言葉を厳選して使っているところが淳平というキャラクターに通じるところではないか、と思います。私自身、自分の中にある思いを言葉にするという作業が、口でしゃべるよりも文字に起こす方が楽しかったりスッキリする部分があるので、淳平が言葉数少なく、本当に伝えたい大事なことをなかなか伝えられずにぼやかしたままにしているところが、だからこそ物語が書ける人なのかな、と感じました。

    ーーご自身が演じる小夜子という役についてはどう思っていらっしゃいますか。

    本が好きだったり、思っていることをはっきり口にしなくて、​行間を読み取って欲しいタイプなのかな、という部分は自分に似ているなと思ったりもします。村上さんの作品は、読み手に委ねているところが多く、それは読んだときに考える余地があるように作られているのかな、という気がしていて、小夜子についても、淳平の視点での描写というのもあり、細かいことはあまり書かれていません。そこをどう埋めていって、自分が感じている小夜子像をどう形にできるか、というのが楽しい作業ですね。

    ーーでは最後に、この公演を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

    沙羅くらいの年齢の子どもがいる母親役は初めてやるので、自分としても楽しみで、どういう女性になるのか見て欲しいなと思います。この舞台に興味を持って見に来てくださる方には、ぜひ原作を読んで来てもらいたいです。そうすれば、より深く作品の中に入って楽しめるんじゃないかな、と思います。

    スタイリスト=佐藤英恵[DRAGON FRUIT]
    ヘアメイク=白石久美子

    取材・文=久田絢子 撮影=寺坂ジョニー

    松井玲奈


    (出典 news.nicovideo.jp)


    <このニュースへのネットの反応>



    このページのトップヘ