短い旬の期間ではあるが、それゆえに鮮烈な印象を残した平成のアイドルたち。可憐な乙女たちは今、どこでどうしているのやら。

「私は昔から、自分で『ステキだな』と思った詩やフレーズノートに書き留めておくようにしていました。そして詩を書く時に、そのノートを参考にしながら書いたりしていて、結果、人の詩やフレーズに勝手に手を加えた形で発表してしまいました」

 前代未聞の謝罪をしたのが「モーニング娘。」の1期メンバーである安倍なつみ(37)で、04年12月に事件は起きた。安倍が出した3冊の著書に、aikoから相田みつをまで無数の盗作が発覚。同年の紅白も出場辞退となり、ダメージは長く残った。

 15年にミュージカル俳優の山崎育三郎と結婚して2児の母となったが、自身の活動はセーブしたままだ。

 安倍が辞退した年の紅白で一緒に出るはずだったのが松浦亜弥(32)である。ソロアイドルが不在の00年代にあって、孤軍奮闘したのが通称・あややだ。

 あややは13年、これまで12年も交際していた「w-inds.」の橘慶太とようやく結婚。同時に歌手としては休業に入り、昨年には2人目の子を出産する。子宮内膜症など病気も多かったが、同世代の誰よりも幸福になったかもしれない。

 90~00年代はソロアイドルこそ不毛であったが、逆にグラビアアイドルは多数、出現。雑誌の表紙や巻頭グラビアが人気のバロメーターとなり、自慢のボディをアピールした。

 リア・ディゾン(32)は海の向こうから参入すると、たちまち「グラビア界の黒船」と呼ばれる一大現象に。70年代に人気を博した「アグネス・ラムの再来」とも呼ばれ、来日した翌年の07年には歌手として紅白にも出場している。

 ところが、転落も早かった。人気の渦中にある08年、スタイリストの男性との結婚を発表。会見で「ポイしないでください」と言ったのはリアルな心情だったが、翌年に出産、翌々年には離婚と続き、ファン離れは加速する一方であった。その後、活動再開をほのめかした時期もあったが、今なお本格復帰には至っていない。

 抜群のプロポーショングラビアだけでなく、バラエティー番組でも活躍したのが梨花(45)だ。デビューしたばかりの実の妹がトルエン使用で逮捕というアクシデントもあったが、自身の活動は順風満帆。

 その後、結婚を機にテレビ出演はセーブする一方で、実業家として手腕を発揮。12年にはハウス型のライフスタイルショップ代官山オープンさせ、全国に拡大させてゆく。だが今年3月2日、経営難によって全店舗の閉鎖を発表。これから試練の日々となりそうである。

 決して豊満ではなかったが、愛らしいルックスも人気だったのが夏川純(38)。グラビアだけでなく、テレビに起用されることも多かったが、06年に年齢を3歳もサバ読んでいたことが発覚。準レギュラーで出演していた「アッコにおまかせ!」(TBS系)でこの件を突っ込まれると「信じてください、年齢詐称はしていません」と強調。

 ところが、やはり事実であったことで、和田アキ子らのヒンシュクを買う。その後も引退こそしていないが、出産したこともあり、開店休業の状態が続いている。ちなみに、ブログの更新は17年9月を最後に止まったままだ。

 06年に「日テレジェニック2006」に選ばれた原幹恵(31)は、163センチ、B94・W61・H88とグラビア界でも屈指のゴージャスなボディを誇った。07年にはドラマ初主演も決まるなど、女優への転身も視野に入れていたが、大きな成果は出せず。

 17年にはグラビアからの永久卒業を宣言し、翌年には海外留学を理由に活動休止を発表。仕事に対するモチベーションの低下もささやかれ、復帰の日は見えてこない。

 原幹恵と同じく、息の長いグラビア活動を続けたのが小林恵美(36)である。元イエローキャブの総帥・野田義治社長にスカウトされた数少ない生き残りであったが、昨年9月30日、一般男性との結婚を機に、16年間を過ごした芸能界からの引退を発表した。

 最後は、清楚な顔だちながら「ゴッドタン」(テレビ東京系)などで見せる破天荒キャラで話題になった谷桃子(34)で締めくくろうデビュー前は携帯ショップや料亭に勤めたこともある苦労人だったが、グラビア界で美尻を強調して花開く。

 昨年4月に福岡在住の男性と結婚し、12月いっぱいで芸能界から引退。惜しまれつつも、美しき花嫁となった。

アサ芸プラス


(出典 news.nicovideo.jp)


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