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    カテゴリ: アニメ


     

    ゾンビとなった少女たちがアイドルとなり、佐賀県を救う!?という新感覚ゾンビアイドル系アニメ『ゾンビランドサガ』。佐賀×ゾンビ×アイドルという斬新な発想、ギャグとシリアスの緩急ある熱い物語、佐賀県とのコラボレーションをはじめとする展開が話題となり、多くの人の心を掴んだ。本作に登場するアイドルグループフランシュシュ」の声優陣は、これまで品川インターシティホール、佐賀県唐津市ふるさと会館アルピノなどでライブを実施。2020年3月8日には、幕張イベントホールにて「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ LIVE OF THE DEAD~」の開催も予定していた。

     そんな『ゾンビランドサガ』、そして「フランシュシュ」を演じる声優陣をアニメ専門チャンネル・アニマックスが全力で応援。アニマックスプレミアムVODでは、TVアニメ『ゾンビランドサガ』全話を常時配信しているほか、「フランシュシュみんなでおらぼう!~」「フランシュシュみんなでおらぼう!~in SAGA アニマックス特別版」、またアニマックスが制作した特別番組「ゾンビランドサガTV~フランシュシュ Road to LIVE OF THE DEAD~」を4月から期間限定で配信するという。さらに、「フランシュシュ LIVE OF THE DEAD~」のライブが直前に迫ったいま、二階堂サキ役田野アサミによるアニマックス用のラップの制作が緊急決定。3月11日よりアニマックスのWEBサイト・twitter等で、そのラップが流れている。

     超!アニメディアでは、ラップのレコーディングを終えたばかりの田野さんにインタビューを敢行。レコーディングの感想のほか、『ゾンビランドサガ』「フランシュシュ」への思いなどについて、熱く語っていただいた。

     なお、本インタビュー内には、3月8日開催予定だったライブに向けての意気込みなども含まれているが、田野アサミさん、そして『ゾンビランドサガ』に関わるスタッフの意志を尊重し、全編カットせずにお届けする。


    ラップは心の叫びや魂の叫びのぶつかり合い

    ――レコーディング、お疲れ様でした。まず、アニマックスのCMとして流れるラップをレコーディングすると聞いたときの率直なお気持ちを教えてください。

     TVアニメ2話でラップを披露したものの、まさかサキちゃんとしてラップを再び歌える日が来ると思っていなくて……。だから、「きたよ! きたきた!」という気持ちでした。またラップができて、嬉しかったです!

    ――レコーディングはいかがでしたか?

     2話のラップバトルのときは歌うことに必死だったんですけども、今回は「こう歌ってみようかな」「ちょっとアレンジを入れてみようかな」と、前より色々と考えながらレコーディングできて、自分でもステップアップしていると感じました。もし、『ゾンビランドサガ リベンジ』でもラップが出てきたら、今日のレコーディングを活かして、さらに進化したものを披露できればと思っています。

    ――収録で特に難しかった部分は?

     韻を踏んで言葉を立てるところですね。例えば、「マックス」「アニマックス」とかけているところとか「るんだ」と続くパートを立てて歌うのは、ラップならではなので、難しかったです。また、ディレクションで「ラップバトルしている感じで」と言われたときに、「そっか、そのニュアンスを入れないと」と思い出しました。ラップは、心の叫びや魂の叫びのぶつかり合い。だから、(源)さくらをはじめとするフランシュシュのメンバーと対決している様子を思い浮かべながら、レコーディングしたんです。それは難しくもあり、さらに熱くなれた要因でもありました。

    ――最初にテストで丸っと歌われたとき、完成度が高すぎて、スタジオ中から「おおー」という声が上がっていました。

     そうだったんですね! そういえば、レコーディングが終わったときにブースへ戻ったら、いつの間にか大人の方がたくさんいらっしゃってビックリしました(笑)。録り終えた後も、みんなが真剣にレコーディングしたものを聞いていらっしゃったから「大丈夫かな……?」「ダメ出しあるのかな?」とソワソワしていたんです。

    ――バッチリだとみんな言っていましたよ! 踊りながら歌っているところは、まさにラッパーのようでした。

     私、普段から踊りながら歌うのですが、ラップのときも勝手に体が動くんですよね。今日は「ラップ楽しい!」って思いながらレコーディングができたので、特に動いていたかも。だから、早く皆さんにも聴いていただきたいです。「もっと『ゾンビランドサガ』が盛り上がって欲しい」という気持ちを込めて、本気で歌いました。

    ――今回のラップで特に注目して欲しい部分は?

     言葉遊びやワードのチョイスですね。個人的に好きなのは「番号どーだ?」のところ。ここはリズムと言葉がサキっぽいので、お気に入りのポイントです。あと、BSチャンネルの番号が「236」というのもこの歌で、一発で覚えられたので、ラップの言葉遊びって素敵だなと思いました。みなさんが口ずさんで、覚えてくれることを期待しています(笑)

    可愛いとか、そういうのはどうでもよくって 

    ――今回レコーディングしたラップは、アニマックスさんで流れます。アニマックスさんでは、これまで『ゾンビランドサガ』を全力で応援するということで、様々な番組を放送してきました。その中のひとつが「ゾンビランドサガTV~フランシュシュ Road to LIVE OF THE DEAD~」というドキュメンタリー番組。

     ライブに合わせて『ゾンビランドサガ』をこんなに盛り上げてくださって、すごくありがたいです。みんなでジャージを着たり、いろんな映像を撮ったり……。あと、私個人としては怖いのが苦手なので、スタジオが急にホラーっぽくなったとき、「ギャーギャー」騒ぎながらも楽しく収録した、という記憶も残っています(笑)。番組では、天津向さんが付きっ切りでインタビューもしてくださったのですが、休憩中にゾンビのような感じになっていたんです。そういった向さんの姿にもぜひ注目してください。

    ――アニマックスさんでは、3月8日に行われる「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュLIVE OF THE DEAD~」夜の部が生中継されます。

     現地に来られないという方々にも、生に近い状態でライブを届けられるというのはすごく嬉しいですし、実はちょっと羨ましくもあります!

    ――羨ましい?

     私たちは絶対にリアルタイムでライブを観られないので、それが羨ましい(笑)。中継の映像だと、私たちの細かい表情まで観ることができると思うので、汗をいっぱいかいて頑張って歌って、踊っている姿を見て、「明日も頑張ろう」と思える活力にしてもらえるといいな。近所迷惑にならない程度に声を出して、一緒に盛り上がってください(笑)。

    ――ライブに向けてのレッスンはいかがですか?

     もう佳境に入っていて、全部やり切っている、という感じです。

    ――レッスンを経て、いまはライブに向けてどのようなモチベーションでいますか?

     リハーサルから心が満たされています。セットリストを今は言いませんが、先日、新曲が入ったアルバムがリリースされましたよね。だから、皆さんの予想はきっと当たると思います(笑)。いっぱい聞いて、一緒に盛り上がりましょう! フランシュシュのみんな、本当に頑張っています。それは当たり前のことなのかもしれません。それでも、聞いてくださる方々を楽しませたいという気持ちは、ライブを重ねるごとに大きくなっていて、努力もしてきたので、幕張も期待してもらえればと思います。

    ――幕張イベントホール……これまでのライブよりも規模が大きくなりましたね!

     なんか、お金をかけすぎちゃっていて、ビックリしています(笑)。これで終わっちゃうのっていうくらいにセットが豪華なので、そこも注目していただきたいですね。あとは、ライブの名前も「おらぼう」からいきなり、英語になって、「カッコつけすぎだろ!」とは思っていますが、進化したフランシュシュの姿をお見せできると思うので、楽しみにしていてください。

    ――「フランシュシュ LIVE OF THE DEAD~」は、アニマックスプレミアムVODにて4月から品川インターシティや佐賀県唐津市ふるさと会館アルピノでのライブも配信されるので、これまでの変遷を見ることもできますね。

     最初はみんな踊るだけで必死だったのが、「伝える」「魅せる」という意識がどんどん出てきました。品川のときから団結はしていましたが、レッスンやライブを経て、「この子はこうくるだろう」という予測もできるようになり、より結束力が強くなっているんじゃないかな。また、お客さんのコールもどんどん成長していると感じているので、フランシュシュとお客さんの変遷を追っていただけると嬉しいですね。

    ーー品川インターシティでは、武道館でライブをやりたいとおっしゃられていました。

    「武道館に連れて行ってください」と言いました! 日の丸を背負ってフランシュシュが歌っている姿がすごく素敵だな、カッコいいなと思ったんです。「武道館に連れて行ってください」という気持ちは今も変わっていないですね。言ったからにはやらないと始まれません。終われないじゃなくって、始まれない。幕張ももちろん頑張りますが、武道館ライブの実現に向けて、これからも頑張っていきます。

    ――これまで何度かライブなどをしてきて、田野さんご自身はフランシュシュのライブはどういうところが魅力だと感じていますか?

     田野アサミ、そしてフランシュシュのサキとしては、もう可愛いとか、そういうのはどうでもよくって。汗水たらして、叫んで喉が全部見えるくらいに歌って、みんなにとにかくこの歌声を一生懸命に伝える。その姿がカッコいいと思っています。そして、お客さんも枯れるくらいに声を出して、汗をかく、その汗すらもカッコよくなる。みんなで手を取り合って、汗を垂らしながら必死に盛り上がれる、それがフランシュシュのライブの良さじゃないかな。

     だから、コールを知らなくても、間違えてもいい! 隣の人にぶつかるとか、マナーという点は気を付けて欲しいですが、「こうじゃなきゃダメ」というルールはありません。アニメだって、1話の冒頭で主人公が死んじゃうんですよ! 作品自体がもう、ルールなんてないですよね(笑)。だから、ライブもとにかく楽しんで欲しい、という気持ちでいます。

    ――ひとつ、ひとつのコメントが熱いです!

     あとは、「ぶっ●すぞ!」なんて普段は絶対に言えないし、言ったら引かれると思うんです。でも、フランシュシュのライブだと皆さんが「おおーーー!」って盛り上がってくださるんですよ。それを聞きたいと言われたこともあります。その言葉を楽しんで、愛情だと思ってくださっている。それなら、私も愛情をこめて、「ぶっ●すぞ!」と、これからも言いたいと思います。

    ――お客さんが盛り上がっているところを見ると、気持ちは高まる?

     めちゃくちゃ高まりますね。登場したときの歓声って、あの瞬間にしか浴びられないんですよ。これは、ライブならではの特権だと思っています。こういう歓声をしてくださる、応援してくださる方って本当にあたたかくって。私、他の作品でも、ずっと「トロッコに乗りたい」と言っていたんです。そしたら、お渡し会で、「田野さんをトロッコに乗せるのが夢です」と言ってくださる方がいらっしゃって! 「その夢一緒に叶えましょう」という会話をした記憶があります。この夢が幕張で叶うのか、叶わないのか……ぜひ、見届けていただきたいですね。


    ぜんぶ夢で終わらせない

    ――大きな会場でライブをするとひと段落、というパターンもありますが、『ゾンビランドサガ』は続編の制作も既に発表されています。

     そうなんですよ! だから、「幕張イベントホールでできて、よかった」じゃない。私たちは「えっ、まだ武道館でライブできていないじゃん」と思っていますし、建設予定のSAGAアリーナで、こけら落としとは言いませんが、いつかはライブをやりたいとも思っています。というか、佐賀を盛り上げるアイドルとして、やるしかないでしょ! また、海外のアニメイベントに参加させていただき、「この地でもライブができれば」と言うと、皆さん盛り上がってくださるので、世界中でライブがしたいですね。すべてを夢で終わらせないように、フランシュシュも頑張りますので、皆さんも応援してくださると嬉しいです。劇場版もやりたいし、それを引っ提げて各地にも行きたい……。

    ――その他、どのようなことがまだやれていない、やり足りていないと思いますか?

     フランシュシュのメンバーと話していたのは朗読劇。『舞台ゾンビランドサガ stage de ドーン!』が3月から始まる(※)ので、そちらもぜひ観に行って欲しいですが、朗読劇もいいよねってちょうどこの前のリハーサルで話していたんですよ。もちろん、ライブももっとやりたいです。あとは、市ヶ谷でもやっていましたが、フランシュシュのお化け屋敷をまたやりたい! 次はもっと怖いクオリティのやつで、怖がらせたいです。

    ――でも、田野さんは……。

     私は行けないですよ! ホラー作品で吹き替えを担当するときも、一度無音で観て、どこで何が起きるのか把握してからでないと支障が出ます。台本を最初にいただいて、「ここでくるよ!」と分かっていないと無理なんですよ。だから、私じゃなくて、皆さんに行ってもらいたいんです(笑)。夢は語り始めたら、キリがないです。ぜんぶできたらいいな……じゃないな。やりたい。やる。

    ――それをアニマックスさんにも応援していただく。

     ですね! 今回、ラップもレコーディングしたんだから、ここで終わらせるとは言わせないですよ(笑)。アニマックスさんのtwitterに「もっと(フランシュシュを)出してくれ、続けてくれ」とか、例えば、「アニマックスさんでフランシュシュの単独番組を」などの要望や声を届けてもらえたら、実現するかも。私、田野アサミは、言ったことが叶うことが多いので、やりたいと思うことは、言葉にして叶えていきたいと思います。

    ――アニマックスプレミアムVODでは、『ゾンビランドサガ』のTV放送が観放題です。改めて、田野さんから作品の魅力をおうかがいできればと思います。

     この作品では、一度死んでしまった子たちが。何くそ!と思いながら、四苦八苦しながらアイドルとして、頑張っています。日常生活では、ハッピーなこともあれば、落ち込んで悔しさを味わうこともあると思います。でも、この作品を観れば、こんなゾンビの子たちでも、一生懸命になれることを見つけて頑張っているから、自分たちも乗り越えていこうと思ってもらえるはず。背中を後押しできる作品になればと思いながら、アフレコにも臨みました。この作品を観て、みんなが「明日も頑張ろう」と思えるように、全力で魂を込めていますので、是非ご覧ください。ひとつでも、このセリフ好きだな、この表情好きだな、と思ってもらえたら、それだけで幸せです。

    ――本日は色々とお話いただきありがとうございました。最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします。

     私たちもですが、スタッフさんも言っています。『ゾンビランドサガ』がまさかこんなことになるとは思わなかった、と(笑)。だからこそ、『ゾンビランドサガ』を見つけてくださり、こんなにも大きくしてくださった皆さんには感謝ですし、誇りに思っていただきたいです。皆さんの応援があり、2期の制作も決まりました。1期のときはアフレコ前に全曲レコーディングをしました。1期の放送、そしてライブを経て、2期ではみんなの歌や芝居がどう変わるのか、というのも見せどころだと思っています。これまでとは違ったフランシュシュが魅せられると思うので、期待していてください。そして、まだ作品をご覧になっていない皆さん! ちょっとだけ皆さんの日常の時間を私たちにください。私たちと泥沼にハマりましょう。夜露死苦!


     

    PROFILE
    田野アサミ【たの・あさみ】2月12日生まれ。兵庫県出身。アミューズ所属。主な出演作は『群れなせ!シートン学園』大狼フェリル役、『ラブライブ!サンシャイン!!』鹿角聖良役、『スマイルプリキュア!』日野あかね/キュアサニー役 ほか。

    (※)3月11日(水)~14日(土)に予定されていた舞台『ゾンビランドサガ Stage de ドーン!』は、開催を自粛。詳しくはこちら。https://zombielandsaga-stage.com/news/detail.php?id=1081390

    ※3月8日開催予定でしたライブは自粛、また、それにあわせて編成していましたアニマックスでのライブ生放送は、以下の通り変更しております。
    ■3月8日(日)17時55分~
    変更前:[独占生放送]ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ LIVE OF THE DEAD~
    →変更後:[独占放送ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~in SAGA アニマックス特別版
    ※こちらの放送は終了しています。現在は、アニマックスプレミアムVODで配信中。

    ■4月12日(日)20時~
    変更前:[独占放送]ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ LIVE OF THE DEAD~ アニマックス特別版
    →変更後:ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう! ~

     <今後の「ゾンビランドサガ」関連作品の放送/配信予定>
    アニマックスTV放送/スカパー!オンデマンドリニア配信
    ■4月12日(日)20時~
    ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~
    ■4月13日(月)24時~(1ヶ月限定)
    ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~
    ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~in SAGA アニマックス特別版
    ■配信中
    ・TVアニメ「ゾンビランドサガ」全12話
     ・[独占放送]ゾンビランドサガTV~フランシュシュ Road to LIVE OF THE DEAD~全3話 

    TVアニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト
    https://zombielandsaga.com/

    アニマックス「ゾンビランドサガ」特集サイト
    https://www.animax.co.jp/special/zombielandsaga




    (出典 news.nicovideo.jp)


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    テレビアニメ推しが武道館いってくれたら死ぬ」第9話の先行カットあらすじが到着しました。

    第9話「オタクじゃなく一人の人間として」より

    <第9話「オタクじゃなく一人の人間として」あらすじ>時は大晦日。年内最後のライブを終えて、ファンへの感謝を伝える『ChamJam』。年内最後の接触でも相変わらず舞菜とすれ違い、後悔だらけのえりぴよ。そして新しい年を迎えたえりぴよは、基を誘って初詣に向かう。一方、『ChamJamメンバーもそれぞれ初詣に向かっていて…。

    第9話「オタクじゃなく一人の人間として」は、3月5日(木)25時28分からTBS3月7日(土)26時からBS-TBSで放送。3月6日(金)6時からFODで独占配信されます。

    原作は、シリーズ累計発行部数35万部を突破する、平尾アウリさんによる漫画。岡山県で活動する地下アイドルグループ・ChamJamと、その熱狂的なファンたちの物語が描かれます。(WebNewtype

    第9話「オタクじゃなく一人の人間として」より


    (出典 news.nicovideo.jp)


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     現在放送中のTVアニメ推しが武道館いってくれたら死ぬ』は、岡山県で活動する地下アイドル「ChamJam」の人気ランキング最下位であるメンバー・市井舞菜を熱狂的に応援するえりぴよのドルオタ活動を描いている。アニメディア3月号では、本作の監督を務める山本裕介にえりぴよと舞菜の魅力について聞いたインタビューが掲載。超!アニメディアでは、本誌に掲載できなかった分を含めた特別版を紹介する。


    ——本作の魅力はどんなところでしょう?

     僕が一番おもしろいと思っているのは、えりぴよをはじめとするオタクたちの、ひたむきさや純粋さです。そして、彼らが応援するアイドルたちもまた決して不純な気持ちでアイドルをやっていない。そんなキャラクターたちの一生懸命な姿を観て心を動かされてほしいです。作品の入り口は、えりぴよたちのバカバカしい行動が生み出すギャグなのですが、観ているうちにただのお笑いではなく、彼らのいじらしさに胸が熱くなる。そんなギャグとエモさ(情動的・感動的であること)の両方を楽しめるアニメになれば成功だと思っています。

    ——制作するうえでこだわっていることは?

     今回まず求められているのは、えりぴよも含めた「女の子のかわいらしさ」ですので、彼女らの顔を魅力的に描くことを主眼に置いています。だから僕の他の作品に比べるとバストショットが多くなっている筈です。

     もうひとつの演出テーマギャグとエモをバランスよく共存させること。例えば劇伴の貼り方もコミカルな曲、泣かせのを使い分けて「ひとつの話のなかで笑ったり泣いたりの感情の振り幅を大きくする」という点にこだわっています。

     制作現場でも「エモい画面」イコール「心を動かすキラキラした要素を加味した画面」と解釈して「この絵はもっとエモく!」など「エモ」がスローガンになっていますね。美術の益田(健太)さんや撮影の浅村(徹)さんそれぞれが「エモフィルター」なる処理を開発したりして、打ち合わせで「エモ」というワードが飛び交っています(笑)

     その最たるものが1話のえりぴよと舞菜が出会う桜の遊歩道のシーンで、原画さんや美術さん、撮影さんに細かくお願いをして、エモみを醸し出してもらいました。また3話のえりぴよと舞菜が電車で出くわすシーンも、演出の北村(将)君はじめとするスタッフが「エモくしなきゃ」とプレッシャーを感じつつ取り組んでくれました。あの電車を実は僕は密かに「エモ電」と呼んでいたんですが(笑)。そんな風にいくつものエモを重ね合わせて「推し武道」の映像は出来上がっているんです。毎話数、どこかしらにエモい見せ場を用意していますよ。




    ——山本監督が考える、えりぴよの魅力について教えてください。

     見た目はかなりの美人ですよね。でも不思議なことに、劇中では誰も彼女を美人だと思っている気配がありません。というより、くまさも基(えりぴよのオタク仲間)もえりぴよを全く女性として見ていない。玲奈をのぞけばChamJamの古株ファンの中では紅一点なのに、他のオタクの誰も眼中になく、気にかけているのは舞菜だけです。物語上の都合といえばそれまでなんですが、おもしろい設定だなあと思っています。

     アイドル事情に詳しくない僕は、そもそも女性のえりぴよが同性のアイドルに入れ込むこと自体が不思議でしたが、アイドル好きな多勢の女性スタッフから「女性も同性アイドルを本気で好きになって応援する」との証言を得てやっと納得できました。あまつさえ、えりぴよは推しメンの舞菜に対しては、女性らしからぬ若干不純な願望も抱いている(笑)。そこで、僕も彼女を単なる女性とは考えず、内面は男子中学生くらいのメンタルを想定して演出することにしました。とはいいつつ、そんな彼女にも汗の臭いや化粧崩れを気にする女性的な部分は残っています。そうした男っぽさも女っぽさもあわせ持つ、ユニセックスなところがえりぴよの魅力ではないかと思っています。

     そんな風に中身が男子で瞬発力にも富んでいるので、えりぴよの演出にはそれほど悩みませんでした。むしろ動かしやすいキャラクターだといっていいと思います。演ずる役者のファイルーズあいさんも、こちらが何かいう前にいろんなことを考えて演じてくださるので、とても得難いキャラクターが出来上がったと思います。

    ——えりぴよの癒しポイントはどんなところでしょう?

     えりぴよは、推しメンを応援するためならばバカバカしいくらいにがむしゃらです。バカもそこまで徹底していると「むしろ清々しい」と思えてくるのではないでしょうか。見ていると元気が出てくる。ある意味では癒やしを与えてくれるキャラクターではないかと思います。


    ——えりぴよは、ほかのキャラクターにはどんな癒やしを与えているのでしょう?

     舞菜に対しても信頼感や心の温もりなど、文字通りの「癒やし」を与えているでしょうね。短い時間しか会えない握手会は、舞菜も楽しみにしているでしょうし、むしろアイドルであるがゆえに自分からは会いに行けない舞菜のほうが、えりぴよと会っているひと時に、より癒されているかもしれません。

     対してくまさや基は、えりぴよとChamJamを応援する同志ではあるけれど、それ以外のところでは互いにまるで興味がなさそうです。彼らは、推しメンやそれを応援することにはそれぞれ「誰にも負けない」という自負がある。だから、利害が一致すれば団結する間柄ではあっても、癒やし癒やされる関係とは違うでしょうね。


    ——えりぴよが推している舞菜の魅力は?

     舞菜はChamJamの他のメンバーに比べると、これといった特徴がありません。アニメの設定上も「パッとしないアイドル」です。でも、不思議とヒロインっぽく見える「何か」を持っている。彼女がアイドルをやっている理由はアニメの中では描いていないのですが、もし舞菜が輝いて見えるとすれば、えりぴよが放つ強烈な光を受けてのことではないでしょうか。地味でマイナーな存在で満足していた舞菜が、「えりぴよのためにも、もっとちゃんとしたアイドルにならなくてはいけない」と決意する流れが、シリーズ後半のテーマのひとつになっています。

    ——えりぴよが舞菜を輝かせるとは、舞菜を奮い立たせるという意味なのですね。

     アイドルが成長するためには、ドルオタの存在が欠かせませんよね。オタクは、CDやチケットを購入して経済的にアイドルを支援するだけでなく、「応援に応えるために頑張らなくちゃ」とアイドルを奮起させる精神的な支えにもなっているんじゃないかと思うんです。その結果、アイドルが輝けば、オタクもさらに一生懸命応援する。この作品では、そうしたアイドルオタクの理想的な共存関係を描いています。そういう意味では、アイドルオタクも、それぞれの役割をまっとうすることで、互いに癒やし癒やされているのだと思います。静かに心をなぐさめる癒やしとは違いますが、アイドルオタク双方が熱く燃焼するライブや直接触れ合える握手会は、互いに癒やされる時間じゃないかと思っています。


    ——舞菜の癒やしポイントは?

     あまりガツガツしていないところ。アイドルとしてはどうかと思いますが、えりぴよはそんな舞菜の奥ゆかしさに癒されているのかもしれません。劇中ではこれまたなぜか(笑)、えりぴよ以外は誰も舞菜に興味を示さないので、今のところ舞菜はえりぴよしか癒やせていませんね。ただ、ChamJamメンバー同士めちゃめちゃ仲がいいので、彼女たちも同じアイドルを志すもの同士、互いに癒やし癒やされ合っている関係ではないかと思います。

    ——舞菜に一番癒されているのはえりぴよに間違いないでしょうね。


     1話冒頭で出会った舞菜に魅了されたえりぴよは、オタクとなった現在では「舞菜がいるだけでいい、嫌われてそっぽを向かれてもいい。舞菜が生きているだけで幸せ」と言うほど、舞菜に癒やされていますね。

     それにしても1話の放送後の反響では、予想以上に「わかる」という声が多かったので驚きました。もっとえりぴよの言動を笑う人が多いと思っていたのですが、共感できるという反応がとても多くて。僕が思っていた以上に『推し武道』には、オタクの人たちに訴えかける何かがあるようです。

    ——それにしても、えりぴよと舞菜は不器用ですね。お互いに素直に気持ちを伝えればいいのにと、もどかしい思いになります。

     よくできたラブコメの王道パターンですよね。僕は最初からラブコメだと思って『推し武道』を演出していますから。ラブコメだから、えりぴよと舞菜の思いは延々とすれ違ったままなんです。

    ——監督自身が癒やしを感じるキャラクターは誰ですか?

     くまさは、観ていて「気持ちがいいな。男らしいな」と思ったりします。もしかしたら社会人としてはダメかもしれないけれど、本作においては理想のオタク前野智昭さんの演技でさらに説得力が増して、セリフを聞いているだけでも心地いいです。

     女の子キャラクターでは、基の妹の玲奈ちゃんがいいですね。彼女は、すごくドライで、えりぴよやくまさとはちょっと考え方が違う常識人なので、逆に安心できます。また、役者の市ノ瀬加那さんのお声にもChamJamメンバーたちとは趣きの違う素敵さを感じます。

    ——ChamJamコンサートシーンは「ライブアクション」で作られているんですね。

     プロのダンサーさんや本物のアイドル女の子7人に振り付けを覚えてもらい、そのダンスを数台のカメラで撮影したものを編集して、まずミュージッククリップを作成し、その実写映像を下敷きにして作画しています。モーションキャプチャを使った3DCGにするという選択肢もあったのですが、制作会社のエイトビットに本物のアイドルライブ関係の撮影や編集の経験のある生原さんという人材がいましたので、今回はCGでなく「実写を基にした作画でやろう!」と決めたんです。

     収録をお願いした7人の女の子は、ChamJamメンバーに背格好や髪形を合わせるだけでなく、ダンスがうまい設定のキャラクター役は本当にダンスがうまい方にお願いしました。収録しているうちに僕たちスタッフも「本物のChamJamがいる」という感覚に陥り、休憩時間に車座になっておしゃべりしているその姿はChamJamそのもののように感じられました。なにしろ普段の生活で7人の美少女をいっぺんに目の当たりにできるなんて経験はそうそうないですからね(笑)ダンスだけでなくそんな普段の佇まいの印象も、本作の描写に役立っていると思います。

    ——歌や踊りについて、監督から注文したことは?

     振り付けの先生には、原作で描かれているキャッチーなポーズは極力取り入れてほしいとお願いしました。またダンスシーンに定番のフォーメーションチェンジは、特別なシーン以外ではあえて無くしていただきました。前列、後列が重要な意味合いを持つエピソードがあるのですが、ダンスの中で頻繁に入れ替わるとその有り難みがなくなるからという理由なんです。

     ChamJam自己紹介ソングは、元から原作に書かれていた歌詞を完全な形にするという条件でオーディションをしました。1話の劇中歌「ずっとChamJam」ですね。作詞・作曲のヒザシさんは、東北出身の作曲家で、多くのアイドルに楽曲を提供されている方です。

    ——最後に、読者へメッセージをお願いします。


     臆面もなく言ってしまいますが、『推し武道』のテーマは「愛」なので(笑)。人が人を好きでいるということは、こんなにも美しく、微笑ましいものであると。その様を見て笑うもよし、羨ましがるもよし、胸を打たれるのもよし。いろんな楽しみ方をしていただければと思っています。他にもさまざまな要素を含んだ作品なので、観る方によって全然違った受け取られ方をしてもらって構いません。音響監督の明田川(仁)さんにも「ここはギャグなのか泣かせなのか、どっちなの?」と良く突っ込まれましたが、胸を張って「両方です!」と答えていました(笑)。理想は「爆笑しながらも知らぬ間に滂沱の涙を流している自分に気づく」そんな作品です。ぜひ、ギャグとエモの両方をお楽しみください。

    取材・文/草刈勤

    PROFILE
    山本裕介やまもとゆうすけ
    手がけた主な作品は『ヤマノススメ』監督、『ナイツ&マジック』監督ほか。 

    推しが武道館いってくれたら死ぬ』作品情報
    毎週木曜日深夜1時28分よりTBSほかで放送中

    アニメ公式サイト
    http://oshibudo.com/


    アニメ公式Twitter
    https://twitter.com/anime_oshibudo


    (C)平尾アウリ・徳間書店推し武道製作委員会



    (出典 news.nicovideo.jp)


    <このニュースへのネットの反応>




    1999年から4年間にわたり放送され、当時の子どもたちに大きな影響を与えたテレビアニメおジャ魔女どれみシリーズ。その20周年を記念して製作される『魔女見習いをさがして』(5月15日公開)で、森川葵松井玲奈百田夏菜子の3人がヒロインたちの声を担当することが発表された。

    【写真を見る】森川葵・松井玲奈・百田夏菜子、初共演の3人が演じるのは?

    本作はかつて「どれみ」を観て育った大人たちに贈る、新たな“魔法”の物語。進路に戸惑う大学生の長瀬ソラと、職場に馴染めず葛藤する会社員の吉月ミレ、そしてダメ彼氏に振り回されるフリーターの川谷レイカ。MAHO堂のモデルとなった洋館で運命的に出会った3人は、「どれみ」にゆかりのある地を巡る旅を通して、大人になって見失ってしまった大切なものを探していくことに…。

    賭ケグルイ」や「嘘八百」シリーズなど、話題作への出演が相次ぐ森川が演じるのは、周りの意見に流されがちで自分を表現することが得意ではない気弱な大学4年生、長瀬ソラ。またSKE48卒業後に女優として活躍し、昨年小説家デビューも果たした松井は、東京で一流貿易商社に勤めながら人間関係に悩む吉月ミレを演じる。

    そしてももいろクローバーZリーダーで、アイドルや女優、声優など多彩な活躍を見せる百田が演じるのは、絵画修復士になる夢のためにアルバイトをして進学費用を貯めるフリーターの川谷レイカ役。現在20代で、まさに“どれみ世代”の3人はこれが初共演。彼女たちが新たな“魔法”の物語をどのように彩ってくれるのか、大いに期待したい!

    コメント

    森川葵(長瀬ソラ役)

    「いままさにどれみちゃんたちの魔法にかけられたような気持ちです。幼少期にたくさんの勇気と元気をもらったおジャ魔女が帰ってくるだけでも嬉しかったのに、まさか自分がそこに参加できるとは思ってもなかったです。

    私が演じたソラは、自分に自信が持てなくて進路に悩んでしまっている女の子。けれど自分の芯はちゃんと持っているので、監督と丁寧に相談しながら声やキャラクターを作っていきました。収録は3人揃ってやれたので、ソラたちと同じように『おジャ魔女どれみ』好きの3人で仲を深めながら、リラックスをしてお芝居をしていくことができました。

    大人になっても”魔法”は途切れないし、ずっとどれみちゃんたちはみんなのそばにいてくれているんだと思える作品になっています。今回の私たちのように、同じ好きなものがあるとすぐに打ち解けられたりする経験はみなさんにもあると思います。そんな経験があれば、おジャ魔女どれみを知らなくても楽しんでもらえると思うので、ぜひご覧ください!」

    松井玲奈(吉月ミレ役)

    「『ヒロインの声優に決まったよ!』というお話をマネージャーさんから聞いた時は、すぐには理解できないくらいビックリしました。その前から映画の公開は知っていて、すごく楽しみにしていたので、そこに自分が登場人物として参加できるなんて、本当に夢みたいです。幼い頃、友達とどのキャラが好きかでケンカしたこともありましたが、仲直りの仕方を教えてくれたのもどれみちゃん達。たくさんの想いを教えてもらいました。

    私が演じたミレは帰国子女で、自分の気持ちはストレートに伝えるような女性。それゆえに人とぶつかってしまうことも多いですが、ソラとレイカと出会って少しずつ成長していきます。そんな人間らしいところが魅力的だなと思います。森川さんと百田さんと初めて一緒にリハーサルをした時に、それぞれがキャラクターにピタっとハマっていて、すごく素敵で、心地よく収録できました。

    この作品は子供の頃に『おジャ魔女』を見ていた方達が、大人になった“いま”抱えているであろうことをすごく丁寧に表してくれています。私自身もひとりのファンとして、作品から勇気と新しい“魔法”をもらいました。たくさんの愛情・夢・魔法が詰まっていますので、ぜひご覧ください」

    百田夏菜子(川谷レイカ役)

    「出演させていただき、夢のような気持ちです。まさか自分が幼いころに夢中になって見ていた『おジャ魔女どれみ』の作品に出られるとは思っていなかったです。大好きな作品に参加させていただくプレッシャーを感じていますが、こんな機会は二度とないので、精一杯頑張らせていただきました。

    私が演じたレイカはいつも明るくてまっすぐだけど、少しさみしい過去を持っている女の子です。ソラ・ミレと2人のお姉さんたちに甘えながらも、ぶつかって前に進んでいく様子に注目していただきたいです。森川さん、松井さんとは初共演なので、少し不安を抱えながら現場に行きましたが、映画の中で主人公たち3人が『どれみちゃん』で仲を深めていくように、私たちもどれみちゃんを通してすぐに仲良くなれました!

    目の前のことに一生懸命生きていて、つい大事なことを忘れてしまったりする瞬間があると思います。この作品を見ていただければ、どれみちゃんたちに教えてもらった当時の気持ちを思い出して、ちょっと希望が見えたり、キモチが少し軽くなると思います。優しく包み込んでくれるような作品になっているので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです」(Movie Walker・文/久保田 和馬)

    『魔女見習いをさがして』3人のヒロインを演じる声優が決定!


    (出典 news.nicovideo.jp)


    <このニュースへのネットの反応>




     大好きなアイドルがいる。彼女は生きているだけでファンサ。だから人生を賭けて推します! 「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は地下アイドルChamJamの市井舞菜と、彼女を命がけで推すドルオタえりぴよを描いた、情熱的でコミカルな物語。

    【7話の名場面を振り返る】

     7話でChamJam人気投票の結果がついに発表されます。えりぴよの生命を賭けた投票による舞菜の追い上げと、骨折による順位急落。空音の彼氏デマによる人気暴落、れおとくまさの特別な信頼関係、ゆめ莉と眞妃のお互いを尊重する思いなど、多様な思惑が入り交じり混戦状態。心が疲弊する人気投票の結果やいかに。

    ●横田文、迷走の日々

     えりぴよがガチ推し中の市井舞菜は、ずっと人気投票で最下位。握手会もほぼ人が来ない。ぶっちゃけえりぴよが騒ぎすぎて他のファンが近付けない…という理由もあるのですが、舞菜自身は人気上位か否かにはそこまで血眼ではありません。

     一方で執着激しいのが、ChamJamのロリ担当、横田文(あや)。ツインおさげで身長はミニマム。ChamJamの中では年齢はみんなとさほど変わらない18歳ですが、妹的立ち位置で奮闘中です。ステージ上ではキュートに振る舞いつつ、ふと気を抜くと跳ねっ返りで気の強いところがにじみ、でも素が優しいのでツンデレ気味。ぼくの推しです。

     ピンならメインヒロインはれる性格とビジュアルの子じゃないかと思うのですが、問題はChamJamというグループにおいての人気投票だということ。常にブービー賞の6位。どうしても上位になれないどころか、下位グループ脱出も難しい。

     CDの売上枚数によって人気投票が行われるのですが、文は焦りのあまり、自分で自分のCDを買って加算する、という悲し過ぎる行動も取っています。

     CDの枚数は他からでもあからさまに見えてしまうため、山の高さが減らない状態は地獄絵図。舞菜は最下位とはいえ、えりぴよが全部買って帰るのは誰しもが知っているので、実質山積みで残りがちなのは文。これは見ていて心臓が痛い。

     なぜ人気が出づらいのか。そこは文よりもオタクの方が冷静に分析し、真実を突いていました。

     オタクあーや妹キャラだからねー」「まあ確かにロリでセンターは珍しいかもとは思う…かな…」

     多人数アイドルユニットの場合、ロリ枠……身長が小さくて童顔で幼い様子が売りの子は、メインになりづらい。確かに小さな文がセンターになって、正統派アイドルのれおや空音が支えている様子は、なくはないけど想像が非常に難しい。適材適所というやつです。ってことはこのままでは永遠にセンターになれないのでは?

     プラスに捉えれば、妹担当として満遍なくChamJamファンに愛されている、とも取れます。満遍ないが故にみんなの一番になれない(2番目3番目になりがち)のは悲劇ではあるのだけども。

     オタクたちの声が、優しいが故に非情。「オレらは応援してるよ! ロリ枠はあーやだけだし」「ロリ枠貴重だからねー」。属性ありきの人気は、需要が頭打ちになりやすい。なにかプラスして伸びねば、と焦る彼女の気持ちは分からんでもない。でも「枠」って「プロフェッショナル」という意味でもあるんですよね。プロのロリ、大事。

     文の迷走が加速します。おさげスタイルを辞め、巻き髪、豹柄、濃いメークのセクシースタイルに。胸は控えめなので、谷間はサインペンで書きましたとさ。童顔故に何一つ似合っていない。

     このままステージに登壇。ChamJamメンバーファンドン引き。ざわつきの中、空気を読まない寺本優佳の「あやちん、イメチェン超スベってんなー!」が、救いになったようにも見えます。ちなみにすぐ怒る文と、思ったことを脊髄反射で口に出しがちな優佳、性格は真逆ですがお互い直球に生きているのがいいのか、「トムとジェリー」的に仲良しです。

     結局ロリキャラに戻り、人気投票は振るわないまま。結果は6位。いつも通り。ステージの上なのに表情筋が死亡中。ひでえ顔を見せてしまう彼女、これはChamJamだと他にいないノリ。面白いじゃん君。

     嫉妬心と野望が強く、勝ち負けにこだわり、怒りの感情は隠しきれずダダ漏れ。メンバーカラーの緑も望んだわけじゃないけど、回ってきたから仕方がなく受け入れ中。一方でロリ枠としてChamJamの中で役割をこなし、ぶりっ子を極めるべく技術を身に着け努力中。ChamJamにしては珍しく愚痴も平気でこぼすけど、妹キャラと素な感じが保護欲がくすぐられるのか、コアなファンがしっかり付いている。あーや、オレは好きだぞ。

     最悪な顔をさらしつつも、ちょっと懐かしさすら感じるキャピるんモードに戻れるのが横田文というアイドル。ロリ枠という「枠」にはめられるとしんどいかもしれないけど、需要があるならちゃんと応えるという姿勢たるやよし

     ChamJamメンバーは割といい子ぞろいで、みんな裏表なく誠実。性善説の塊みたいなアイドルグループですが、横田文はアイドルとして頑張りたいが故に、憤りが露骨に描かれているキャラです。メイド喫茶で「男のウワサがでてる空音の方が私より順位が良いなんて、いみわかんない!」と自分のファンに言ってしまう様子は、アイドルとしてはかなりアウト。これは空音のウワサを真に受けた故の、アイドルとしての正義の怒りでもあるのですが、幼さで少々ゆがんでいます。

     前回のえりぴよとのメイド喫茶でのやりとりと、今回の人気投票にかける激しい思いの描写で、「気の強いロリ枠・横田文」というビジュアルが強調されました。ちょっと捻じくれた性格に見える彼女ですが、激情にはちゃんと理由があります。それは原作のもう少し後で描かれているので、ぜひチェックしてみてほしいです。クセの強い子だからこそ、彼女の心の中の本当を知れば、きっと好きになっちゃうと思う。

    ●ガチ恋勢の悲しみ

     今回の人気投票でもっとも迷惑被害を受けて苦しんでいるのが松山空音。クールめなビジュアルとしっかりした性格で不動の2番人気だった彼女。しかし「男といるのを見た」という情報がネットで出回り、一気に人気が落ちてしまいました。デマだったのですが、いまだ誤解がとけていない。

     女性アイドルの男性のウワサは、ファンの不安感を煽る最大のファクター。事実かどうかも調べないで空音から離れていったファンは多いのですが、ぶっちゃけ本当かどうかよりも「男の影がちらつくだけでつらい」というファンの気持ちは止められない。もう犬にかまれたようなものだと思うしかない。ライブ会場で、彼女のメンバーカラーである青いペンライトの光は、すっかり減りました。

     誤解を解く、という行動を取る暇もなく、厳しいファンの視線と戦い続けている空音。7話で決着がつかず、もうしばらく地獄続き。

     真実は「ファンの基と、空音に似ている妹の玲奈が歩いていたのを目撃され、勘違いされていた」というもの。真相を知っているのはえりぴよ、くまさ、基、玲奈の4人だけ。

     じゃあ基が誤解を解いてくれれば!(もっとも1人のファンが大声で疑惑を晴らすべく叫んだ程度で、効果あるかどうかは分からないですが…)と思いたいところですが、空音ガチ恋勢の彼の考えはちょっと異なっていました。

     基「空音ちゃんは僕だけの空音ちゃんでいてくれる方がいいもんね」「みんな目撃情報がデマだとも知らずに…。僕が空音ちゃんを独占できる日も近いのでは!?」

     大分とんでもない思考ですが、恋は盲目。基はもともと同担拒否(推し被りの人が苦手で避けるタイプの人のこと)だったので、なおのこと空音の現状は渡りに船だったところもある様子。

     ChamJamドルオタ仲間のえりぴよとくまさですら、基のガチ恋思考に関しては理解はできても「相容れぬ」とつっぱねるほど。客観的に見ると痛々しいのですが、推しが自分の思い通りになればいいのに、という思考自体は現実にも意外とある気はします。例えば好きなバンドメジャーデビューするのが決まったとき「今までより距離が離れるのは寂しいからいやだ」という感じる状態と、思考は近いかも。絶対それは本人には言わないけれども、相手の人生を考えない願望って、浮かんだらもう口をつぐむしかない。

     かわいい空音を独り占めにして見ていたい、という基の欲望自体は、否定できません。そもそも基は自主的に手を出して、迷惑を掛けているわけでもない。彼は誠実なオタクです。だから後半、自分が考えていたことの過ちに気づいて、心をひどく痛めます。

     基「空音ちゃんが…あんな顔するなんて……僕が……、頑張らなかったからだ」

     ファンの側から見ていると「こうすればいいのに」「こうあってほしい」「こうであるべき」という願望は勝手にボロボロ出るものですが、一人の人間としてのアイドル・演者側の視点に立たないとそれが重荷であることに気付けない、というのはよくある話。特に空音はプロフェッショナルとしての意識が高く、常に人前では笑顔を絶やさなかったため、今回のような落ち込んだ顔を見せたことがなかったんでしょう。基が今までほとんど見なかった彼女の悲しみを見て、激しい後悔の念に襲われます。

     彼の「頑張らなかったからだ」にはさまざまな意味が含まれていそうです。CDを買うことかもしれない。誤解を解くべく何か声をあげることかもしれない。離れかけた空音ファンの気持ちを盛り上げるべくライブで応援することかもしれない。独り占めしようと思わないようブレーキを踏むことかもしれない。多分本人もまだ分からない、モヤモヤしたものかもしれない。

     もう取り返しがつかない。このときの痛みは、今後の基の、推しへの向き合い方に大きな影響を及ぼすことになります。

     一方空音の思いは、また別の回で描かれるはず。もうしばらく痛みは続くけれども、だからこそ彼女のアイドルとしての戦いは、非常に魅力的です。

    ●舞菜が思う人

     あんまり人気投票には焦りはないし、自分が上位になれるはずなんてないと自己評価も低めな市井舞菜。でも彼女も、少しでも順位があがれば、という願いはあります。

     理由は、えりぴよが喜んでくれるから。

     かなりねじれた状態ではあります。えりぴよが舞菜を推すためCDを買いまくる。舞菜の順位があがる。舞菜の順位があがってえりぴよが喜ぶ。えりぴよが喜ぶ姿を見て舞菜が喜ぶ。

     つまりえりぴよが起点なので、彼女との絆きずなが薄くなった瞬間何もかもが崩壊する、という非常に不安定な状態です。

     舞菜「えりぴよさんが会いに来てくれないと、会えないのに…」

     舞菜が甘えているわけではないです。彼女は彼女なりに頑張っているけれども、えりぴよはファンで自分はアイドル。この境界線を乗り越えた瞬間、ファンと推しの関係は壊れてしまう。どんなに一個人のえりぴよが好きでも、自分から会いには行けません。人気投票の時期はえりぴよがケガをしたりなんなりで、寂しさと不安ばかりが募っていたため、彼女がブルーになるのも致し方なし。

     しかも投票最終日、えりぴよは来ませんでした。川に流されたからなんだけども、そんなことは当然知らず、舞菜は沈むばかり。

     ライブには間に合わなかったえりぴよ、実は終演後に舞菜のCDを全部買っていきました。人気投票には票が入らないのに、なぜえりぴよはCDを買ったのか?

     えりぴよ「いいんです。舞菜ちゃんのためのお金、舞菜ちゃんのために使いたいですから」

     人気投票のために買うよりもはるかに大き過ぎる愛の表現。見返りがない分、えりぴよの思いがダイレクトに伝わってきます。もちろん投票時に買えたら良かったし、そのためにクレイジーなくらい働いてきたけれども、一番大事なのは「舞菜に愛を伝えたい」という究極の一点だけ。かつ、舞菜に自分の行動を伝えようともしない。

     スタッフの三崎さんは、舞菜にやたら甘いところがあるのですが、もしかしたら舞菜の出すぎない性格と、えりぴよの真摯(しんし)な思いを客観的に理解できているからこそ、なのかもしれません。こんな熱い愛、こっそり伝えたくもなるよ。

     駅まで追っかけていった舞菜が見たのは、ダンボールいっぱいに舞菜ジャケットのCDを入れて運んでいるえりぴよ。これには舞菜も目が潤む。「嬉しい。嬉しい。嬉しい…私は幸せだって…、次の握手のとき、一番に伝えよう」

     CDを売ること・買うことでしか伝わらない、もどかしい愛のやりとり。ファンアイドルの壁。でも思いなんて伝わらないことの方が多いもの。ちょっとでも思いが伝わる手段があるというだけで、十分過ぎるくらいお得だし、プライスレスかもしれない。本当に特異なつながりです。

     れおが1位で大喜びするくまさ。舞菜が7位で落ち込むえりぴよ。いつも通りでしたが、今回は空音の件もあってちょっと心中複雑。

     えりぴよ「わたしはさ、嬉しいことも悲しいことも全部、舞菜に伝えたいと思うけど…こういうとき舞菜にも、気持ちを伝えたい存在がいたりするのかなあ」

     くまさ「空音の件で、ちょっと考えましたか」「オタクは所詮オタクですからねー。僕はれおの幸せが一番ですけど」

     オタクオタク以上でも以下でもない。アイドルが力いっぱい元気を与え、オタクアイドルに応援を送る。この循環は、アイドルオタクが別の次元だからできる力の流れです。もしアイドルに友達や彼氏がいて、うれしいこと悲しいことを相談していたとしても、そこにオタクは介在できません。オタクが見られるのは、アイドルとして頑張っている一面だけです。

     こう書くと損しているようにも見えますが、実は友人や恋人や家族が見ることができない、一番輝いているアイドルとしての姿を見て、自分たちが応援する喜びを味わえるのは、ファンだけです。アイドルが生み出す究極のかわいい・かっこいいは、ファンに向けられたものだから、ファンにならないと感じることができない。それを、特にくまさとえりぴよは分かっているようです。だからこそ基は、その境界線に気付かされて苦悶(くもん)の真っ最中。

     えりぴよの言う「舞菜が気持ちを伝えたい存在」が、よもや自分だとは思うまい。人気投票発表中も「この間のこと、えりぴよさんにありがとうって、幸せですって、どう伝えよう…!?」と上の空。

     「幸せ」の気持ちを伝えたくて仕方ないながらも、アイドルだから言えないこともたくさんある。ファンだから踏み込めないこともたくさんある。「幸せ」と「超かわいい!」で満足するのが、アイドルファンの関係の行き着く先。それ以上は求められないのが、はかないけれども…でも「超可愛い」を見られることに勝るものなんて、ないんだよなあ。赤面舞菜の顔、しかと目に焼き付けろ。

    推しがメイド喫茶で働いていて、ライブじゃなくても会えるのうらやまし過ぎるんだが?(7話) (C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会


    (出典 news.nicovideo.jp)


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